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学ぶ民団、各地方で研修重ねる…東京は幹部、東北は次世代対象で 2018/12/01
 
「学び実践する民団」が広がっている。民団東京本部は25、26の両日、神奈川県箱根町で2018在日同胞社会リーダーフォーラムを開き、180余人が韓半島情勢と来年100周年を迎える「2・8独立宣言」の意義と歴史、組織運営について学んだ。同本部は21日、在日韓国人のゆかりの地を訪ねて歩く第2回フィールドワークを実施し、関東大震災時に虐殺のあった荒川河川敷などを訪ねた。また、民団東北地方協議会が主催した次世代プロジェクトセミナーは10、11の両日、民団宮城県本部で開催され、6県から次世代47人を含む80余人が出席した。毎年恒例の同セミナーは、今年6月に同地協で各県の若い世代7人を実行委員に選出、7月20日の岩手本部での第1回実行委員で、目的や同事業確立に向けた意思確認を綿密に行った。

東京は組織幹部…「韓半島情勢」識者に聞く

 民団東京本部(金秀吉団長)の2018在日同胞社会リーダーフォーラム(組織幹部研修会)が25、26の両日、神奈川県箱根町で開かれ、都下21支部と婦人会、青年会の幹部ら180余人が内外情勢と組織運営について学んだ。

 金団長は「常に学ぶ姿勢を堅持し、今日の研修で得た知識・情報を日ごろの活動の担保にしてほしい」と述べた。中央本部の呂健二団長は「民団には様々な意見があるが、組織の維持・発展のために一丸となって運動を推進していく。日本社会と本国とのよりよい関係を構築するために在日の立場から韓日親善に尽くそう」と激励した。

 第一講義は「大きく変化する韓半島とその周辺」をテーマに、朝日新聞の箱田哲也論説委員が南北首脳会談後の北韓の現状を指摘した。「安定している」と受け止める韓国に対して、「進展なし」と受け止める日本の足並みのずれ。さらに「徴用工裁判」で関係が厳しくなったとしながらも「韓日パートナーシップ宣言20年に立ち返り双方が相手国に対する『無知』と『悪意』を乗り越え、等身大の相手国を認識するために交流を続けるべきだ」と強調した。

 大阪大学の裵姈美准教授は「2・8独立宣言100周年、その意義と歴史」と題し独立宣言が3・1独立運動の導火線になっただけでなく、1920年以降に朝鮮人留学生が各時代の民族運動を担ってきたと解説。「民団は関東大震災と独立運動の犠牲者を追悼してきたが、本国では大震災の犠牲をほとんど知らず在日の歴史を掘り起こす必要がある」と述べた。

 中央本部の李清鍵組織局長は「組織活性化と幹部の役割」をテーマに、定期的な戸別訪問で民団運営が円滑に行われている愛知・瀬戸支部などを紹介、25、26歳の同胞が最も多い東京の人口動態を挙げて「新しい層に働きかけ、組織活性化につなげよう」と強調した。

次世代セミナー活気…東北地協 「民団の将来」など討議
 【宮城】民団東北地協の次世代プロジェクトセミナー開校式で金政郁協議会長(民団宮城本部団長)は「実行委員会を立ち上げ、東北全体が活性化できるよう努力した。東北地域の若い世代の交流深化と各県でのスムーズな世代交替を大いに期待する」と激励した。

 駐仙台韓国総領事館の朴容民総領事は、「在日同胞の明日を確立するために民団はアクションを起こさなければならない。若い世代が民団への所属意識とアイデンティティーを持ち、未来の民団形成のために、皆さんのすばらしいアイデアと決意を望む」と祝辞を述べた。

 第一講義は早稲田大学大学院アジア太平洋研究科の李鍾元教授が「朝鮮半島 危機から対話へ」をテーマに韓半島平和プロセスと韓日関係を、東アジアやアメリカの現状を踏まえながら詳細に説明した。

 講義後のオリエンテーションは、各班対抗のボウリング大会で大熱戦を繰り広げた。夜の懇親会では東北全体の交流を図った。

 各県代表が各地域の現状報告をした第二講義の後、翌日の第三講義は民団中央本部の李根茁副団長(人権擁護委員長)が「在日の未来」と題して語った。自身の民団との関わりをはじめ、在日の歴史や国籍問題を通し「日本にいる韓国にル‐ツを持つ子どもたちが委縮しない在日社会を形成しなくてはならない。在日の未来は皆さんが作り上げていくもの。未来の次世代に繋げていくためにも、大胆に民団組織を変えていかなければならない」と強調した。

 3つの講義を受けた後の4班による討論「韓国民団東北・北海道の将来像」では、プロジェクトセミナーの継続の必要性と迅速かつ正確な情報発信、オリニ事業の重要性が多く語られた。

 閉校式で李純午実行委員長(民団宮城本部副団長)は「参加された皆さんが来年も参加し、新しいメンバーとともにこの事業を継続する原動力になってほしい」と期待を込めた。

 今年初めて参加した秋田の崔仁さん(27)は「若い世代が多様化している中で、東北から差別を失くす事業を展開できればいい」。宮城の黄志保さん(34)は「他地方の先輩方とも垣根を越えた交流や話し合い、意見を伺うことができて嬉しかった。東北全体で若い世代がもっと積極的に参加したら、地域の活性に繋がると思う」。

 岩手の申優基さん(23)は「参加して自分の持っている考え方が変わった。民団という組織は人と人をつなぐ場所であることを知った。とても楽しかった」と感想を述べた。
(2018.11.28 民団新聞)
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