異なる文化的背景をもって日本に住む多様な民族の交流の場、「在日」交流大運動会が十日、都立国際高校グラウンドで開かれた。三回目を迎えた今年は三百人余りが参加、韓国、フィリピン、アイヌ、沖縄、ブラジルの文化で交流した。
プログラムは、競技と文化紹介が交互に組まれた。競技では「かけっこ」に始まり、「ムカデ競争」「しっぽとりゲーム」などに子どもも大人も熱中、成績にかかわらず全員、おもちゃなどの参加賞を手にした。
競技の合間には、ボランテイアで参加した国際高校の生徒がフィリピンのダンス「シャララ」を披露、「バンブーダンス」=写真=では参加者も一緒になって楽しんだ。
運動会のクライマックスは後半の綱引き。子どもから大人まで二十五人から三十人で四チームをつくり、決勝戦までお互い譲らず白熱した競技を繰り広げた。
(1998.10.14 民団新聞)
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