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<布帳馬車>「日本食の美」に惚れ込んだ韓国人
 韓国における日本食ブームはとどまるところを知らない。

 ソウルの街を歩けば、居酒屋や焼き鳥、ラーメン、寿司、そして懐石料理にいたるまで、あちこちに日本式料理店が目につく。本格的な店には、ワインならぬ日本酒のソムリエまで控えており、驚くほどのサービスぶりだ。韓国では和食・和菓子の料理学校が設立され、日本の調理師学校には留学生が後をたたない。

 10数年前の話だが、都内の料理学校へ和食・和菓子を学ぶ韓国からの留学生が数人いた。日本文化が解禁される前のことで、日本食を学ぶ韓国人は少なく、話を聞く機会があった。

 どうして和食・和菓子の世界に入ったの? 「美しさに魅かれたから。四季それぞれを表現する世界には感嘆するばかりだ」

 韓国で和菓子を作る機会はあるの? 「いずれ自分の店を持ち、好きなものを作って感動を与えたい」

 日本の料理専門学校生の大半は高校を卒業したばかり。韓国からの留学生は兵役を終えないと海外に出られないので、20代半ばから後半が多い。担当の教師は「韓国人生徒は熱心。意欲が全く違う」と、ひたむきな姿勢を称えた。

 卒業創作展では、韓国人留学生が最優秀賞を受賞することも珍しくなかった。その中のひとり、A君は医者の家の長男で、両親からは医者の道に進むことを期待されていた。

 親の反対を押し切っての留学。勘当同然となったが、卒業展の芸術的な作品を見て両親はすべてを許した。晴れて好きな道に進んだA君。最近の日本食ブームに腕を振るっているのだろうか。(Q)

(2010.9.15 民団新聞)
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