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<布帳馬車>世界化のためにもサッカー強化を
 KリーグやJリーグをはじめ欧州トップリーグの試合にも、海外での韓国人選手の活躍にもまったく関心がないのに、4年に一度だけ周囲が呆れるほどのサッカー狂に変身する。

 球技であると同時に格闘技であること、攻守が一瞬にして入れ替わること、もどかしいがゆえにゴールの喜びが大きいことなどの特性に加え、W杯では国を背負う気迫を漲らせた各国の代表選手が百面相となって、怒りや喜びを全面に出してはばからない緊迫した人間劇場の要素が色濃く出る。

 サッカーは先進国と途上国とを超えて最多の競技人口とファンを抱える超メジャー競技だ。人類最大のスポーツ祭典で示される存在感の効果は、オリンピックの比ではない。サッカー強国ともなれば、優秀な選手個人はもちろん国家にとっても経済効果は大きく、何よりも国家ブランドの向上に貢献する。世界化が合言葉の韓国にとって、最大限に活用したいところだ。

 したがって、韓国はオリンピックで金メダルを稼ぐために、マイナーな種目に力を入れてチャレンジ種目を多様化させているのではないか、との疑問を示しつつ、国家としては身体能力の高い逸材を幼少期からサッカーに優先配置できるよう配慮すべきだと敢えて強調したい。

 サッカー強化策はバランスの取れた国民意識の形成にもつながろう。今大会で見せた韓国代表の弱点は守備にあった。歴史が教える我が民族の特性は、ディフェンス能力の高さ、我慢強さにある。地政学上の困難な立地にも負けなかった。最近の韓国はサッカーと同じく、守りがずさんな印象が強い。周到で果敢な守備の重要性にもっと光を当てるべきだろう。(D)

(2010.7.14 民団新聞)
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