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<布帳馬車>剛速球と緩球…伝説の背番号「34」

 現役最年長選手と言えば48歳7カ月で開幕を迎える山本昌だ。中日ドラゴンズひとすじに31年目。これまで576試合に登板し218勝を記録している。多くの最年長記録を更新したが、光るのが、41歳で達成したノーヒットノーラン。

 彼の背番号は「34」。で思い起こすのが、「カネヤン」こと金田正一。本名は金慶弘だ。現在80歳。高校を中退しシーズン途中にプロ入り後、14年連続20勝を含め、現役生活20年で日本プロ野球不滅の400勝を達成した。

 プロ入り後、ノーヒットノーラン2回(18歳35日の最年少記録含む)と完全試合1回。長身から投げる剛速球の威力は凄まじく、通算4490個の奪三振も最多記録を保持している。超大物ルーキー長嶋茂雄のデビューでは4打席連続三振を奪い伝説に。

 打撃の神様と呼ばれた川上哲治氏も「最も速い球を投げるのは自分が実際に見た中で言うなら、金田だと思いますね。若い頃はもう、本当に速かった」と語っている。

 剛速球投手と言えば、初めて「100マイル(161キロ)」の壁を破り、「ザ・エクスプレス」と称されたノーラン・ライアンがいた。彼の背番号も「34」。

 山本昌はデビュー当時、星野仙一氏に「34番で左投げだから『金田2世』かと思ったが球も遅いしコントロールもない。がっかりだ」と酷評された。変身したのはドジャースの野球交換留学時に身につけたスクリューボール。スピードよりもコントロール重視で投げ続けた。

 カネヤンと同じ左の34番には何となく親しみを感じる。緩球で伝説の投手をめざす山本昌にエールを送りたい。(Z)

(2014.3.26 民団新聞)
 

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