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400人でパレード

「朝鮮通信使」行列を再現



 【滋賀】韓日両国の発展と国民の友好親善を願った、朝鮮通信使ゆかりのまち全国交流大会(近江八幡市、同市教委などが主催)が19、20の両日、近江八幡市で開かれた。パレード(20日)には同市と姉妹提携を結んでいる慶尚南道密陽市から80人が参加して総勢400余人(民団50人、総連30人参加)の大行列が同市朝鮮人街道を練り歩き当時の姿を再現した。

 通信使の護衛隊やサムルノリ演奏、国書をのせた国書轎と続き、後方では民団滋賀県本部(安相鳳団長)の金鍾基事務局長はじめ団員やチマ・チョゴリに身を包んだ婦人会各支部のオモニや総連のオモニたちが行進に加わった。金事務局長は「近江八幡市でのパレードは初めて。地域交流に市が力を入れ実現できたことは、とてもうれしい」と喜んだ。

 また本願寺八幡別院では、婦人会のオモニたちがマッコルリやキムチ、ノリなどを販売し、売れ行きは上々。

 一行は同別院で、通信使の正使に扮した李相兆密陽市長が代官役の川端五兵衞近江八幡市長に親書を伝達した。

 同通信使は韓日で実行委が構成され、日本の7自治体が参加している。


■□ 下関市内でも

 【山口】山口県下関市内でも13日、赤、青、黄色の鮮やかな民族衣装に身を包んだ韓日両国の市民230人余りが鉦や太鼓を打ち鳴らし、「朝鮮通信使」の行列を再現した。正使役は李河鎮駐広島韓国総領事が務め、市街地約1・5`を練り歩いた。

 市内の海峡メッセで行われた式典席上、李総領事は「朝日の首脳会談があったこの時期にこのようなイベントがあるのは大変意義深い」とのメッセージを読み上げた。

(2002.10.30 民団新聞)



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