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同胞の絆さらに太く

各地民団「10月マダン」たけなわ



障害物競走でも元気いっぱい(熊本「体育祭」)

 民団の主催する「10月のマダン」行事が各地で行われている。野遊会やスポーツ大会など趣向は様々だったが、多くの団員が集まり、民族的な絆を再確認していた。


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芋煮会楽しむ

 民団山形県本部(金鍾文団長)は26日、市内を流れる馬見ヶ先川の河原で山形の秋の風物詩・芋煮会を楽しんだ。

 民団側の用意した鍋は芋煮会には欠かせない山形特産の里芋と野菜、それに牛肉の代わりに鶏肉を使った特製のタッケジャン。県内各地から家族一緒に参加した団員はそれぞれ持参のお弁当を囲み、タッケジャンを何回もお代わりしていた。

 民団長野県本部(崔再龍団長)主催の10月マダンが20日、松本市アルプス公園で開かれた。

 350人が参加、歌や踊りを楽しみ、各支部別に準備した焼肉に舌鼓を打った。婦人会はチャンゴ発表会で韓国民謡メドレーを披露した。オリニ70人余りはサッカーのPKゲームに夢中だった。

 民団埼玉県本部(馬秉楽団長)主催の10月のマダンが26日、高麗神社で300人が参加して開催された。この日、各支部対抗で行われたユンノリの試合では、出場者が楽しみながら勝負を競った。

 民団西東京本部(李忠征団長)は20日から21日まで伊東方面への親睦旅行を実施した。組織強化と団員の親睦が目的で,同本部としては初の試み。


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総連支部と共催

 民団大阪・豊能支部(朴基現支団長)は総連支部(呉秋元委員長)と共催。敬老会も兼ねて26日、箕面スパガーデンで開いた。双方から250人が参加した。舞台では韓国歌謡のほか、朝鮮歌舞団の公演も行われ、参加者は一緒になって歌や踊りを楽しんだ。

 民団奈良県本部(李道永団長)は20日、桜井市立敷島小学校で「体育祭」を実施、近畿産業信用組合の職員や奈良保護者会のメンバーも加わるなど300人余りでにぎわった。各競技は民団9支部に近畿産業信組を合わせた計10チームによる対抗戦となった。

 民団和歌山県本部(金考相団長)は20日、広瀬小学校グランドで運動会を実施した。参加した団員ら200人が徒競走やスプーンレースなどで汗を流した。

 民団高知県本部(李a雨団長)は20日、市内のホテルで食事とカラオケを楽しんだ。


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老若男女ともに

 民団熊本県本部(金馨哲団長)でも10月マダン・第19回体育祭が27日、県民総合運動場で県下の団員ら300余人が集って開かれた。

 熊本市内はじめ人吉支部から1時間半、天草地区から約3時間をかけて1世から4世までの同胞らが参加した。年に1度の地域同胞の交流とあって和やかな雰囲気で徒競走や障害物競走などの競技を楽しんだ。参加賞や抽選会の賞品も盛りだくさんで、家族そろって多くの賞品を受け取ってニンマリとする一幕も。

 金団長も、グラウンドで走り回る1世から4世までの同胞に大きな声援を送った。

 民団長崎県本部(李重植団長)は27日、佐世保市内の大塔公園で支部対抗のソフトボール大会を行った。お昼は車座になってお弁当を囲むなど垣根を超えた交流が展開された。今年の優勝チームは大村支部だった。

 民団佐賀県本部(崔吉男団長)主催は20日、神野公園グランドでソフトボールを楽しみ、各支部対抗で3チームが優勝を競った。

(2002.10.30 民団新聞)



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