【東京】民団東京本部(李壽源団長)は12日、韓国大使館の大講堂で「2025在日韓国人成人式」を駐日韓国大使館と共同主催し、青年会東京本部(郭玹瑀会長)が主管した。今年の成人式には新成人41人(申請50人)、保護者等を含む約120人が式典に参加。駐日韓国大使館や民団中央本部、東京本部の傘下団体や東京韓国学校などから多くの来賓が新成人の新たな門出を祝った。
朴喆熙・特命全権大使は代表祝辞で「様々な挑戦と困難な状況の中でも賢明にこれを乗り越え、成熟した大人として成長していくことを応援する」と述べ、「成人になった皆様は在日同胞社会の新しい未来を切り開いて行く中心的な存在だ。柔軟で賢明に、希望に満ちた未来を切り開いていけることを心より願う」と祝辞を贈った。
李団長は「未来の在日同胞社会は新成人の皆さん一人ひとりの手で創られ、後世に引き継がれていく。このことを常に自覚し、韓国のルーツを大事に自分の進む道で大いに活躍されることを期待する」と述べた上で「地域社会はもちろん、在日同胞社会に貢献できるような立派な大人になってもらいたい」と激励した。その後、新成人に東京本部から高級ボールペン、大使館からタンブラー、東京韓国商工会議所からスターバックスのギフトカードがそれぞれ贈られた。
新成人を代表した答辞では李賢珉さんが「今以上に民族意識を高め、責任ある社会の一員であることを自覚し、生活基盤となる日本社会で韓日友好の懸け橋になる事を目指すとともに、在日同胞社会と祖国の発展に少しでも寄与し皆様のご期待に答えられるよう、努力する」と決意を述べた。懇親会では新成人同士や家族、関係者との交流の時間が設けられ、久しぶりに再会する友人たちと写真撮影をしながら談笑に花を咲かせ、思い出に残る一日となった。
【大阪】民団大阪本部(金明弘団長)の2025在大阪韓国人「成人の日記念のつどい」が12日、大阪韓国人会館で開かれ、新成人50人が参加した。青年会大阪本部(田和輝会長)、学生会大阪本部(洪果奈会長)が主管した。
金団長は「自分のルーツが韓国にあるということを大切にし、在日韓国人としての誇りを持って、何事においても積極的にチャレンジするとともに、グローバルな人材として活躍することを願う」と激励した。駐大阪韓国総領事館の禹大植領事も「韓日両国の懸け橋として、貴重な人材になることを期待する」とした陳昌洙総領事の祝辞を代読した。
韓行伸議長、車一平監察委員長、朴道秉民主平統日本近畿協議会会長、朴米子婦人会大阪本部会長ら多数の来賓が見守る中、新成人を代表して、韓寿絵莉さんが「成人として新たな門出を迎えた今、韓国にルーツを持つ在日韓国人としての誇りを持ち、在日同胞社会の発展に貢献する一人の人間として、先輩たちとともに大きな夢と希望を持って邁進していく」と答辞を述べた。
式典後は大抽選会や交流会で会場は大いに盛り上がった。
【愛知】民団愛知本部(河隆實団長)の「2025愛知県韓国人新成人祝賀セレモニー」が11日、名古屋市西区のフレンチレストランで行われ、新成人12人と家族のほか、駐名古屋韓国総領事館の金旻哲領事や各支団長ら合わせて60人が参加した。青年会愛知本部(金直哉会長)、学生会愛知本部(徐陸哉会長)が主管した。
河団長の挨拶、金領事の祝辞に続いて、新成人を代表して鄭菫さんに祝状が手渡された。新成人代表で答辞に立った金華乃さんは「韓半島にルーツを持つ民族の一員として、自国への愛を胸に祖国と日本の懸け橋となり、新しい未来を築いていく決意を新たに日々努力していく」と力強く述べた〓写真。新成人から両親へ、事前に用意していた手紙を一人ずつ朗読するサプライズプレゼントでは、会場が温かい雰囲気に包まれ、感動を呼んだ。