
民族運動の原点を知る
在日韓人歴史資料館のロビー展示「2・8独立運動と3・1運動」が、東京・南麻布の韓国中央会館1階で開かれている。
民族運動の原点、3・1独立運動は1919年3月1日に起きた。当時の朝鮮全人口の1割にあたる200万人の民衆が立ち上がったが、その導火線となったのは同年の2・8独立運動だった。
2月8日、東京朝鮮基督教青年会館に集結した600人の若き志士たちは、いかなる未来を目指して立ち上がったのか。ロビーでは、2・8独立宣言書と決議文、33人の民族代表の記録画、太極旗木版、当時の写真などを展示し、その意義を考える。5月1日まで。
李成市館長は「3・1独立運動は民族運動の原点になっただけでなく、国際的にも諸民族が呼応することになった世界史的な意義がある。その導火線となる2・8独立宣言文が東京で刻苦勉励していた韓国人留学生から世界に向けて一カ月前に発信されていた事実を今回のロビー展示で知ることができる。韓日英中4カ国語の宣言文を通して彼らの偉業に思いを馳せて頂けたらと願っている」と話した。
また、同資料館企画展示室では「草の根から見る在日史‐声なき声の記憶と記録・塚﨑昌之さんを偲んで」が開かれている。塚﨑昌之さんは、高校の教師を務めながら朝鮮人強制連行の跡地を調査し、フィールドワークを長年開催していた。23年急逝された塚﨑さんを偲び、その足跡をたどる。同館は入館料無料(常設展示室は有料、大人200円・学生100円)。10月31日まで。