掲載日 : [19-11-13] 照会数 : 12082
京都「耳塚」で第13回慰霊祭
[ 参列者が献花 ]
【京都】豊臣秀吉の韓半島侵略(壬辰倭乱 1592~1598年)の際に亡くなった同胞の耳や鼻を埋葬したとされる史跡「耳(鼻)塚」(京都市東山区)で6日、慰霊祭が行われた。今年で13回目。
民団からは京都本部の金政弘団長と婦人会の金和子会長、大阪本部からも朴清副団長ら多数が参列。地元選出の市会議員を含め150人が犠牲者を偲んだ。
韓国茶道協会京都支部の尹道心支部長が献茶、浄土宗称名寺の釋博信住職が念仏を唱え、金一志韓国伝統芸術院が慰霊の舞を捧げた。主催団体の社団法人ギョレオル活動国民運動本部(韓国)の朴在煕理事長は「韓日関係が難しい中、慰霊祭の開催はアジア平和に向けてとても意義深い。総領事館協力のもと、民団大阪と京都と共に慰霊祭を開催できたことに感謝の気持ちでいっぱい」と謝辞を述べた。
駐大阪総領事館の呉泰奎総領事は「慰霊祭を通して歴史を乗り越え、友好を築いてきた先人たちの教訓を生かし、韓日両国の親善につながるこを願っている」と追悼辞を述べた。民団京都本部の金団長も「両国の交流の歴史をふまえ、『令和』という新しい時代に友好の時がくると信じている」と述べた。