掲載日 : [22-06-07] 照会数 : 6223
婦人会の大研修会がスタート…近畿地区を皮切りに
[ 開講式で挨拶を述べる劉代永婦人会中央会長 ]
[ 約100人が参加した近畿Aブロックの研修会 ]
在日本大韓民国婦人会(劉代永中央本部会長)の2022年度全国大研修会が7日の「近畿A」から始まった。和歌山県白浜温泉で開かれた同ブロックには対象地方の兵庫、京都、滋賀の幹部110人と中央の役員合わせて120人が参加した。
今年のテーマは「在日韓国女性の次世代育成と歴史を繋げよう未来に」。講師陣も様々なジャンルで活躍する在日同胞の著名人や大学の教員のほか、日本人人士に依頼した。
昨年はコロナの関係で定員数の削減で臨んだが、今年は定員をやや広げた。あわせて抗原検査キットも備えるなど、新型コロナウイルス感染予防対策を講じた。
開講式で劉会長は「今回は感染防止対策として、みなさんに検査キットをお願いするなど安心、安全を最優先に考えた。1泊2日という慌ただしい日程だが、講義を通じて知識を高め、会員どうしの疎通を図り、信頼を深め、実り多い時間にしてほしい」としながら、「韓国では新しい政権が誕生し、韓日関係改善へ期待が高まっている。私たち婦人会は以前にも増して、地域社会と常に共生し民間交流を広げ、草の根運動で韓日両国の懸け橋となり、民団と歩調をあわせ一体となって前進しましょう」と呼びかけた。
民団中央本部から金泰勲副団長、金昭夫生活相談センター所長が参席。金副団長は「婦人会のパワーと婦人会歌をきいて、この団結力はさすがと思った。韓国への観光が解禁となり、多くの日本の方がビザの発給に集まり胸が熱くなった。尹錫悦大統領には韓日関係正常化へ強く期待している」と述べた。
大研修会は「近畿B」(8~9日)、「中北」(14~15日)、「関東A」(21~22日)、「関東B」(22~23日)、「東北」(28~29日)、「九州・中国・四国」(7月3~4日)の順に全国7ブロックで開催される。