掲載日 : [19-07-10] 照会数 : 12863
在日同胞3世の趙睦煕が柔道国際大会で初優勝
[ IJF国際大会で初優勝を飾った趙睦煕(左から3人目) ]
[ 決勝戦で果敢に攻め続ける趙睦煕(左) ]
在日同胞3世の趙睦煕(25・韓国馬事会)が柔道の国際大会、2019グランプリ・モントリオール大会2日目の6日(現地時間)、女子63㌔級の決勝でイギリスの選手に一本勝ちし、優勝した。国際大会での優勝は2017年に香港で行われたアジアオープン大会があるが、IJF(国際柔道連盟)のワールドツアーでは初めてで、来年の東京五輪への大きなステップとした。
佐賀県出身の趙睦煕は同県の基山中学3年の時に全国中学校柔道大会52㎏級決勝で2位になった。宮崎日大高校に進んだ後、埼玉大学に進み、2014年には全日本学生体重別選手権で優勝した。
2012年から在日本大韓体育会の勧めで韓国国体に出場。これを機に大学を卒業後は韓国の実業団チームに所属し、16年と昨年の韓国国体で銅メダルを獲得し、昨年の済州杯全国柔道大会では銀メダルを獲得した。
この間、メキメキと力をつけ、今年3月の韓国代表選抜大会で優勝し韓国代表選手として、鎮川の選手村(ナショナルトレーニングセンター)入りしていた。最新の世界ランキングが280位から225ランクと大幅上昇し55位まで上り詰めてきた。
(写真はいずれもIJF)