掲載日 : [19-02-25] 照会数 : 12330
参加者増加し新しい風が吹く…学生会KSJW
[ 参加者が増加し新たな風が吹いた学生会の冬季ジャンボリー ]
[ スノボを楽しむ参加学生 ]
[ 自身の生い立ちなどを語るプロのジャグリングパフォーマー、ちゃんへんさん ]
[ 自身たちの次世代に何を残すかを語り合う学生たち ]
[ 特別ゲストとして参議院議員の白眞勲さんも学生たちと意見交換 ]
在日韓国学生会(張在勛会長)のKSJW(冬季在日韓国学生ジャンボリー)2019は15日までの4日間、長野県松本市のの野麦峠近郊で開かれ、近年では最多の同胞大学生63人が参加した。参加者を見ると学生会のある中央(首都圏)、愛知、大阪本部管轄のほかに、北海道や東北、九州など全国各地に広まっている。また、母国修学生や在日韓国留学生からも特別参加があり、夏のKSJとは異り、スキーやスノーボードを中心にしたウィンターイベントのほか、講演会やディスカッションなどで内容の濃い3泊4日間を過ごした。
今回のテーマは「次世代が次世代へつなげる」。
まず、自分たちのアイデンティティーや現在の在日同胞社会の現状を語り合い、在日社会の次世代である自分たちが更にその次の世代(子どもたち)に何を残し、伝えていくかを討論した。
講演では、京都出身の在日同胞で、ジャグリング世界大会優勝経験もあり、世界68カ国で公演を行ったプロのジャグリングパフォーマー「ちゃんへん」(金昌幸)さんを招いた。ちゃんへんさんは自身生い立ちからパフォーマーまでの経験などを語ったあと、ジャグリングも披露した。
また、特別ゲストとして参議院議員の白眞勲氏を招き、同じ在日同胞の立場から経験談などを述べながら学生たちを激励し、意見交換を行った。
3泊4日間という長いようで短い期間を共にした学生たちは解散時には別れを名残惜しみ涙ぐむ姿が多く見られた。
張会長は「現在、3地方本部ごとに毎月定例会を開催しているが、東北や九州は年に2度のKSJが唯一の集いの場。今後、東北や九州にも学生会を設けられたさらに同胞学生の連帯が広がっていくはず」と地方本部再建・新設の必要性を述べていた。