掲載日 : [19-04-19] 照会数 : 14288
李洙勲大使の同胞へ愛情、忘れません…歓送会で呂健二団長
[ 呉公太常任顧問の音頭で乾杯 ]
[ 呂健二団長から記念品が贈られた ]
李洙勲駐日韓国特命全権大使の歓送会が18日、都内のホテルで開かれ、首都圏の民団、婦人会役員ら200余人が出席した。
最初に李大使が一昨年10月31日に着任してから今日までの活動を映像で振り返った。
韓日関係が冷え込んだ矢先の赴任だったが、民団中央と東京共催の新年会をはじめ、日韓親善協会中央会の賀詞交換会、韓日祝祭ハンマダン(日韓交流おまつり)では韓日関係改善を呼びかける姿や、光復節、3・1節、顕忠日、全国地方団長会議など民団の行事や各種婦人会の大研修会でも韓日関係をテーマに特別講演を務めるなど、赴任中の約1年半、常に民団とともにある姿が、改めて紹介された。
呂健二団長は歓送辞で「韓日関係が最も冷え込んでいる時期での赴任だった李大使は、韓日関係改善と在日同胞の生活を心配し、果敢に自身の考えを明らかにされた。在日同胞への愛情は忘れません。その勇気と温情に感謝する意味で、みなさん、一緒にねぎらってほしい」と呼びかけると、会場から大きな拍手が起きた。
李大使は答辞で歓送会を盛大に催してくれたことに対する感謝の辞を述べたあと、「韓日関係が厳しい時期に大使の任務を遂行してきた。慰安婦合意問題や元徴用工に対する大法院判決、さらには哨戒機へのレーダー照射問題などにより韓日関係が冷え込んだ。一方で、昨年、韓日間の人的交流が1000万人を突破するなど、国民間の交流はますます活発化している。お互いに往来し、対話することが韓日交流に大きな力となっている」と振り返った。
また、民団に対しては、「赴任以来、民団をはじめ在日同胞の皆さまと緊密な意思疎通を図ることに努力してきた」としながら、「民団は組織がしっかりしている。地方出張に行ったとき、全国どこでも温かく出迎え、優しく接してくれたおかげで、非常に心時良い時間を過ごせた。帰任後は大学に戻り、やり残した研究を続けるが、来年、定年を迎える。その時は気軽な気持ちで日本を訪れ、皆さんとお目にかかりたい」と語った。
また、「両国民間交流の懸け橋である民団と在日同胞の皆さんの役割が大きいし、今後の活躍を期待している」と付け加えた。
呂団長から記念品が贈られた後、呉公太民団中央常任顧問が「この間、民団と在日同胞に愛情を持っていただき大変感謝している。常に情熱をもって韓日関係改善へ行動された李大使を忘れない。今度はプライベートで日本を訪れ、一緒に温泉めぐりをしましょう」とねぎらいの言葉を贈りながら乾杯の音頭を取った。