掲載日 : [19-10-09] 照会数 : 11261
「韓日祝祭ハンマダン」茨城で
[ 韓国歌謡に合わせて舞台で踊り出す参加者 ]
【茨城】「韓日祝祭ハンマダン」を模した「日韓交流まつり」が5日、水戸市内のホテルであった。民団茨城本部(金佳一団長)が昨年の「韓日パートナーシップシップ宣言」20周年とLCCイースター航空の茨城ー韓国(ソウル)の定期便就航を祝って開催したのが始まり。今年で2回目。民団関係者と韓国に関心を寄せる日本人の友人ら200人が参加した。
茨城からの韓国便は日本人旅行客の激減のため9月に「運休」となったばかり。こうした状況でも開催するのかどうか。民団は役員会で協議し、「こんな時だからこそ心の通った人と人との交流を大事にしていきたい」と継続を決めた。
額賀福四郎日韓議員連盟会長は「(日韓は)政治の分野では厳しい環境にあるが、議員連盟は困難な時こそ未来へ向かってやっていこうと確認している」と述べた。このほかの国会議員・県議といった来賓からも「韓国との民間交流を途絶えさせてはならない」との声が上がった。
舞台では韓日の交流がますます盛んになることを祈念して伝統楽器による共演「情熱大陸」が繰り広げられた。在日同胞2世の金愛玉さん(74、東茨城郡)は韓日奏者の演奏を見て「涙が止まらない」と感極まった表情でつぶやいた。
このほか、日本の筝と三味線による「津軽じょんがら節」、韓国舞踊と民謡メドレーなどが舞台を彩った。フィナーレでは観客が舞台に上がり「釜山港へ帰れ」の歌声に合わせて踊りだした。