掲載日 : [23-11-09] 照会数 : 2702
100歳の長寿を祝う「青藜杖」裵善鉀さんに伝達
[ 裵善鉀さん(中央)と裵京澤総領事(右) ]
[ お祝いの言葉を述べている東京本部李壽源団長 ]
100歳の長寿を祝う「青藜杖(チョンリョジャン)」が10月31日、駐日韓国大使館の裵京澤総領事を通じて裵善鉀さん(東京・目黒区、民団中央本部顧問)に手渡された。裵善鉀さんは民団東京・目黒支部支団長を歴任し、民団目黒支部と東京本部でも顧問を担っている。
裵さんは足腰に多少の不安を抱えながらも、トイレや入浴を含め、身の回りのことはいまも一人でできる。朝はパン、昼はそうめん、夜は好みのものをとっているという。
「正心調息法」と呼ばれる複式呼吸を日課としているためか、血色もいい。民団東京本部から激励に駆けつけた李壽源団長は裵さんの元気そうな様子を確認できてほっとした表情を見せていた。
青藜杖はアガサの幹でつくられており、軽くて丈夫。起源をたどると7世紀の統一新羅時代、時の王が長寿老人の末長い健康を祈って手渡したのが始まりとされる。韓国では10月2日の「老人の日」を期して保健福祉部長官名で手渡されている。
在日同胞14人が新たに100歳に
昨年からは対象を在日同胞にも広げた。駐日韓国総領事館の権慈英領事課長によれば、今年100歳を迎えた在日同胞は全国で14人。昨年は100歳以上27人の長寿を祝った。