≪議長立候補者≫
任 泰 洙(62)現 北海道本部常任顧問
規約遵守と財産保全 団員目線で規約改正
私は第55回中央大会を未曾有の混乱事態に招いた当事者の一人として責任の重大さを痛感し、この場を借りて全国の団員の皆様にお詫びを申し上げます。
私は長期にわたる中央三機関の分裂と現職執行部・議決機関支持派と反対派の対立が大使館の仲裁を得てようやく合意に至った事実を真摯に受け止めています。しかし、民団に自浄能力がないかのような印象を内外に与えたのは痛恨の極みと言っても過言ではありません。
私は今般の中央大会で公正かつ公平な選挙が行われ、民団再生の大きな契機になると確信しています。「失墜した民団中央の威信を取り戻し、歴史と伝統ある本来の姿に戻せ」という諸先輩の叱咤激励と強い要請を受け、私は議長に立候補する決意をしました。三機関協議を土台に以下のことを実現いたします。
①規約遵守と財産保全
民団中央の三権分立が揺らぎ、地方組織に多大な悪影響を与えました。民団の歴史と伝統に汚点を残した事実は余りにも重いと言わざるを得ません。私は全国の民団と傘下団体を守るために規約遵守を徹底し、民団組織に自由民主主義を取り戻します。民団運営の基盤となる財政の透明化と健全化で民団財産の保全を図ります。
②団員目線で規約改正
同胞社会は5世の時代を迎えています。国籍問題や在日の生き方に価値観の相違があるのは当然です。団員の生活を守る民団の現行規約が団員のニーズに合わないのであれば積極的に規約改正論議を進めます。恣意的な規約解釈や権力の乱用を二度と許さず、誰にもよく理解ができる団員のための民団のルールづくりに努力します。
③ヘイトスピーチ根絶
民団は2年後に創立80年を迎えます。三権分立が確立した民間団体は世界でも類がありません。韓日両国を等距離感覚で見ることができる在日の立場を最大限生かし、執行部と共同歩調を取りながらヘイトスピーチ、ヘイトクライム根絶に努力し、在日が在日らしく生きることができる多文化共生社会の実現を目指します。
■略歴(主要組織経歴)
1992年~1997年 : 北海道韓国青年商工会 専務理事
2011年~2016年 : 民団北海道地方本部 団長
2015年~2021年 : 民団中央本部 副団長
2016年~現在 : 民団北海道本部常任顧問