成田空港で取材に応じた金会長は、徴用被害者の訴訟問題をはじめとする韓日間の懸案解決策を巡り、菅義偉首相が文在寅大統領と会って政治的決断を下せるよう、環境を整えるために訪日したと説明した。
また、内閣責任制の日本と大統領制の韓国は意思決定過程が異なるとし、政界で懸案解決を急げば事を悪くする恐れがあるため、順を踏んで問題を解いていく必要があるとの考えを示した。
14日までの滞在中に菅氏と面会するかどうかについて、金氏は機密問題があるとして言及を控えながらも、表敬訪問する可能性を示唆した。
韓日議連のメンバーは12日に日韓議員連盟と幹事会議を行い、日本企業に徴用被害者への賠償を命じた韓国大法院(最高裁)判決を巡る対立などで悪化した両国関係の改善策を模索する。
菅氏との面会は13日になる可能性が高いという。実現すれば菅氏が9月の首相就任後、韓国の国会議員と初めて会うことになる。この席では徴用問題など両国の懸案や交流促進策が包括的に話し合われる見通しだ。
今月8~11日には韓国情報機関・国家情報院の朴智元院長が日本を訪れ、菅氏と面会している。朴氏に続く韓日議連メンバーの訪日が両国政界の対話を促進する契機となるかどうかが注目される。
韓日議連メンバーは日本滞在中に公明党の山口那津男代表や立憲民主党の枝野幸男代表らとも面会する予定だ。
【聯合ニュース】
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