掲載日 : [21-01-20] 照会数 : 11988
【動画】2021年度 呂健二 民団中央団長 新年辞 全文
「腹割って話し合って」…両国政府に改善強く要請
民団中央本部と東京本部は12日、東京都内のホテルで2021年度中央新年会を開催した。コロナ禍の中、感染防止に細心の対策を施し、参加者も首都圏の民団幹部や傘下団体役員、日本の国会議員など、例年の3分の1ないし4分の1にあたる150人と、規模を大幅に縮小した。テーマは「韓日友好」。呂健二団長は「今年1年は正念場。皆さんと共に民間交流の先頭に立つ」と決意を披露した。
はじめに昨年1年間の活動を映像で振り返った。コロナ禍で主要行事が規模縮小、延期や中止に追い込まれたが、全国で多彩な活動に取り組んだことがわかる。
しかし、ソウル中央地方裁判所で慰安婦訴訟の判決が出て、年初から在日同胞の生活に暗雲が立ち込めている。呂団長は「日本国籍取得者を含め、在日同胞100万人が不安定な状況に置かれる」と次のように危機感を露わにした。
「韓日関係は死活問題。両国の関係がきちんと正しい方向にいくことでようやくわれわれは安定した生活を望める。親が生まれたところも自分が生まれ育ったところも同じ故郷。両方に貢献したい。両国政府には何が問題なのか、相手への理解と尊敬の念を抱いて腹を割って話し合ってほしい」