【鳥取】2012年に解散した鳥取韓国商工会議所がこのほど、再建された。再建総会は8月27日に、民団鳥取・米子支部会館で開催。新会長には一般社団法人・在日韓国商工会議所(在日韓商)の副会長でもある崔勇雄氏
=写真=を選出した。副会長は趙智史氏(在日韓商理事)、監査には金賢宏氏が就いた。
また、同県米子市でゴルフ場を経営する在日韓商の崔鐘太常任顧問も再建に向けて協力してきたこともあり、特別顧問に推戴された。鳥取韓商の再建により、在日韓商を構成する地方韓商の数は16地域になった。
1985年に設立された同会は2012年の金判泰会長時代を最後に解散し、この8年間、鳥取同胞商工人の活動組織がなかった。
しかし、2016年5月に統合したことで在日韓商の金光一初代会長、朴義淳2代目会長が毎年事業計画の一環として地方韓商の復会や再建などが進められた。
朴会長の任期満了前だった今年7月には再建準備委員会を発足させ、崔氏が委員長に就き、再建総会を準備していた。
事業計画として①会員拡充②在日韓商及び地方官省との連携・協力③民団および日韓親善協会との連携・協力強化を基本に、経済セミナー、会員間の情報交換、金融機関との関係構築、本国行事への参与など。
また総会では、在日韓商の定款・運用規定に添うため、会の名称を「一般社団法人在日韓国商工会議所鳥取(略称、鳥取韓商)」とした。
崔会長は「在日韓国の副会長として、全国の同胞商工人と交流を重ねながら情報交換を広げてきたことで全国の皆様から在日韓国商工人としての誇りと勇気を頂いた」としながら、「私が全国の皆様から頂いた、誇りと勇気、そして、情報を鳥取のメンバーにも伝達する為に再建したいと思った」と経緯を述べた。
総会には在日韓商の趙成允会長、駐神戸韓国総領事館の朴起準総領事、民団鳥取本部団長の黄龍也団長、民団中央生活相談センターの金昭夫所長や地方韓商の会長らが来賓として出席し、激励辞や祝辞を述べた。