【京都】日本の敗戦直後、解放の喜びを胸に青森から釜山への帰国を急ぐ同胞らを載せた日本海軍特設運送艦「浮島丸」が謎の爆沈を遂げてから75年が経過した8月24日、事故現場の舞鶴湾で民団京都本部の追悼式が営まれた。新型コロナウイルスの感染拡大のため、この日は規模を縮小。参列者は駐大阪総領事館と民団関係者が中心だった。
追悼辞を述べた呉泰奎駐大阪総領事は「例年のような韓日の市民が参加する追悼会とはならなかったが、規模を縮小してでも追悼会を続けることこそが英霊の無念を慰め、苦難の歴史を顧みるためにも大事である」と述べた。金政弘団長は「正確な事故の原因をはじめ、真相が1日でも早く明らかになることを望む」と語った。