掲載日 : [20-10-16] 照会数 : 11100
在外同胞財団の次期理事長に金星坤氏内定
元韓日議連副会長も歴任
外交部傘下機関の在外同胞財団の次期理事長に元共に民主党議員の金星坤氏(68)が内定したことが15日、与党関係者らによって確認された。
これを受け、文在寅大統領は一両日中に金氏を在外同胞財団の理事長に任命するものと見られ、早ければ今月末から任期3年の理事長として活動を開始する見通しだ。
在外同胞財団は、在外同胞が民族的な絆を保ちながら、居住国で模範的な社会構成員として生きていけるよう支援するため、1997年10月に設立された。
在外同胞の社会発展及び権益向上、民族文化及び民族アイデンティティ維持事業などを主な業務とする。
在外同胞財団の理事長は、在外同胞財団法に基づき、外交部長官の推薦で首相を経て大統領が任命する。任期は3年で、1回に限って再任が可能だ。
当選4回の金元議員は、議員時代に在外同胞問題に多くの関心を寄せ、次期在外同胞財団理事長の適任者という評価を受けている。
金前議員は、京畿高校、高麗大学史学科を卒業後、米テンプル大学院で哲学博士号を取得した。09年と10年にはそれぞれ民主党在外同胞事業推進団長と世界韓人民主会議首席副議長(在外同胞委員長)を務めた。
その後、金元議員は2017年の第19代大統領選挙を控え、国民主権選挙対策委員会の在外国民投票支援委員長に選任された。
当時、在外同胞に関する政策を開発し、海外の有権者に政策広報活動を展開する役割を果たした。
韓日議員連盟の副会長も務め在外同胞政策を担当し、民団とも数度にわたって意見交換会を持っている。
第19代国会では、通商関係対策特別委員会委員長や南北関係・交流協力発展特別委員会委員、民主党中央委員会議長などを経験した。
今年4月の第20代国会議員総選挙でソウル江南甲地域の民主党候補に出馬したが落選した。現在、社団法人平和の理事長を務めている。
一方、現理事長の韓佑成氏は今月23日に任期を終えるだけに、金氏の任命手続きは早いうちに終わるものとみられる。