掲載日 : [23-08-30] 照会数 : 3909
韓国移民史博物館で「在日同胞特別展」12月3日まで開催
韓国移民史博物館(仁川市)は中央本部・在日韓人歴史資料館(李成市館長)と共催で29日から12月3日まで、「逆境を乗り越えて立ち上がった朝鮮人、在日、再び在日同胞」特別企画展を開催する。
今回の展示は全5部で構成され、第1部プロローグでは、世代を超えて続く在日同胞個人の歴史を示す「家族の肖像」を展示する。
第2部「植民地朝鮮人から内地人へ」では、貧困を避けて日本に移住して形成された日帝強時代の在日同胞の歴史を見せる。関東大震災の展示部分では、在日同胞の歴史学者である故姜徳相先生が収集した関東大震災関連資料が韓国で初めて展示される。
第3部「朝鮮人から在日へ」では、祖国の光復後、日本に残り「在日」として生きてきた在日同胞に対する民族的・制度的差別とそれを乗り越えてきた歴史を見る。特に、在日韓人歴史資料館が所蔵している外国人登録及び指紋押捺拒否運動資料が展示され、ダイナミックな在日同胞の姿を見ることができる。
第4部「在日同胞、列島から立ち上がる」では、困難な生活の中でも祖国を助けた在日同胞の貢献に関する内容と若い世代の在日同胞のインタビュー映像が展示される。
今回の展示は仁川の韓国移民史博物館地下1階の企画展示室で8月29日から12月3日まで開催。観覧時間は午前9時から夕方6時(入場は5時30分まで)で、月曜日は休館。