掲載日 : [2019-05-29] 照会数 : 6300
在日100年の歩みを発表…移民政策学会シンポで民団生活局長
[ 発表する孫成吉生活局長 ]
民団中央本部の孫成吉生活局長が26日、東京・豊島区の立教大学で開かれた移民政策学会のシンポジウムに招かれ、「在日韓国・朝鮮人とは何か」と題して発表した。シンポのテーマは「日本の地域社会の実情から多文化共生を考える」。
孫局長は在日韓国・朝鮮人を「日本の近現代史における最初でかつ最も大々的な〝移民〟」と定義し、永住に至った100年の足跡を、民団の主要運動・事業、日韓友好親善活動とともに振り返った。
締めくくりには「かつて私たちが負わされ、差別と闘いながら切り開いたいばらの道を新しい外国人材に再び歩かせるようなことがあってはならない」と強調し、「〝先駆者〟としてできることが私たちにあれば、喜んで役に立ちたい」と強調した。
(2019.05.29 民団新聞)