光州出身の世界的作家で、2024年にアジア人女性として初めてノーベル文学賞を受賞した韓江の短編「回復する人間」が日本で舞台化され、東京・中野のザ・ポケットで上演、好評を博している。
韓江は韓国・光州出身の作家で、24年にアジア人女性として初めてノーベル文学賞を受賞し世界的作家となった。『回復する人間』は日本でも出版されている短編集の表題作。劇作家のオノマリコが脚色を、演出を西本由香が手がけ、今回初の戯曲化を果たした。主人公の女性が足に負ったやけどの治療をする中で、疎遠になっていた姉との過去を回想していくストーリー。女はこのまま痛みを味わいたいと言い、治りたくないと回復を拒む。女は葛藤を乗り超え、回復へと向かうのか…。
公演は『誰かひとり / 回復する人間』のタイトルで、日本初演となるヨン・フォッセの最新戯曲『誰かひとり』とともに、ノーベル文学賞作家二作の舞台化である。
『回復する人間』で姉を演じる在日の俳優・智順は、「個の内側に目を向けた作品。普段生活をしていて、ふと感じる少しの違和感だったり、少しの嫌悪だったり、少しの哀愁だったり、孤独だったり、とても繊細な部分に触れる感じ。(観客の反応が)とても気になります」と話す。
公演は29日まで。https://consept-s.com/reborn/litera1/