掲載日 : [2019-02-14] 照会数 : 6030
趙善玉の「飲食知味方の世界」オジョンポッ
魚を入れたチヂミ
前回は「オマンドゥポッ」と言う魚の餃子でしたね。今回も「オ(魚)」を使った料理「オジョンポッ」です。「ジョン」は、魚、肉、野菜などを小麦粉や卵をまぶして焼いたもので日本では、チヂミと表現した方がなじみ深いかもしれません。韓国では、このジョンはいろいろな種類があり、重要な行事にかかせない料理の1つです。正月でに召し上がった方も多いのではないでしょうか。
レシピには白身魚と書きましたが、現代ではスケトウダラを使い塩とこしょうで下味をつけることが多いのですが、『飲食知味方』ではゴマ油と醤油で下味をつけ、小麦粉をまぶして焼くだけです。本来は焼く油もゴマ油だけなのですが、食べるには香が強く、すぐに焦げてしまうので今回はサラダ油も一緒に使用しました。
朝鮮朝時代は、発酵にたいする考えが急激に発達した時代でもあり、本書のレシピの中でも塩よりも醤(醤油や味噌)を多く使っています。その点で醤油が味のベースでもある日本の方には、好みの味だと思います。是非作ってみてくださいね。
◇材料(4人分)
白身魚(切り身)150g
小麦粉大さじ3
<下味>
醤油大さじ1/2
ゴマ油小さじ1
<焼く油>
ゴマ油、サラダ油各大さじ1
◇つくり方
1.白身魚の切り身を食べやすい一口大に切っておく。
2.①に混ぜ合わせた<下味>をつけて10分程度おき、小麦粉をまぶす。
3.フライパンにあわえせた<焼く油>をひき②の魚の両面を焼く。
(2019.02.13 民団新聞)