掲載日 : [20-07-29] 照会数 : 11329
学生会が活動再開…中央本部新執行部初の月例会
[ 「在日」をテーマに胸のうちを語る参加者たち ]
学生会中央本部(郭玹瑀会長・早稲田大学3年)は25日、東京・港区の韓国中央会館で久方ぶりとなる「月例会」を開催した。新型コロナウイルスの影響で活動を中断していた学生会としてはこれが新執行部発足以来初の集まりとなった。
この日は女性を中心に7人が参加。「在日」をテーマとしたフリートーキングで胸の内を語った。
テーマ「自分が在日を知ったのはいつか」では、幼少期の「オリニジャンボリー」と「オリニキャンプ」が目立った。感想を聞くと「血のつながりなのか、なじみやすかった」と答えた。韓日二重国籍者は友だちに「ハーフ」と打ち明けたところ、「かっこいい」と称賛されたと打ち明けた。
ただし、韓国籍ゆえに日本人と同じく選挙権を行使できないことには複雑な思いがよぎったようだ。「高校3年生になってクラスメイトが選挙権を持ちはじめるころ、選挙街宣車が学校の前を通ると胸がドキドキした」。
最後に希望する進路を聞いた。「機械好き」という参加者の夢は航空機のパイロットだった。同時に米国で公認会計士の資格もとりたいとやる気満々。このほか、日本語と韓国語に加え、英語も勉強して「言語能力を生かせる職場へ」という参加者もいた。