被災者は増え続け、5日の時点で983世帯の1587人に上った。地域別には忠清北道が621人、忠清南道が463人、京畿道が408人、江原道が90人など。このうち705世帯の1146人は今も親戚・知人の家や体育館、公共施設などに避難している。
また、これまでに4281棟の建物・施設の被害が報告された。住宅1273棟をはじめ、畜舎・倉庫705棟、ビニールハウス148棟などが浸水したり土砂が流入したりした。このうち55.4%は応急復旧を終えた。
農耕地の被害は6525ヘクタール。冠水が6128ヘクタール、土壌流出・土砂流入が397ヘクタールとなっている。
インフラをみると、道路・橋で936件、河川関連で347件、鉄道で43件の被害があった。山崩れ(277件)、街路樹の倒壊など(159件)が起き、上下水道(84件)、貯水池・排水路(27件)にも被害が及んだ。
一方、漢江にかかるソウルの潜水橋をはじめ、忠清北道や京畿道などを含めた37カ所の道路が通行止めになっている。忠清道や江原道を走る忠北線や中央線、太白線など鉄道6路線は一部またはすべてで運転を見合わせている。
消防当局は各地の住民を救助したり避難させたりする一方で、給排水支援や住宅の安全措置、道路復旧などに取り組んでいる。
【聯合ニュース】
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