71世帯124人が自宅などに被害を受けて避難し、このうち67人は帰宅できずにいる。
台風の接近に伴い、事前に避難した人や一時的に避難した人は1824世帯2632人で、このうち739人が避難先にとどまっている。
施設への被害は公共施設366件、私有施設358件が報告された。ただ集計が終わっていないため被害報告はさらに増えるものとみられる。
公共施設のうち、南東部・慶州市の月城原発2号機と3号機のタービン発電機が同日午前に停止した。中央災難安全対策本部は落雷により、保護機能が作動したと説明した。
私有施設の被害では106件の住宅浸水・住宅破損が確認された。
停電は南東部の釜山市、蔚山市、大邱市などを中心に7万5237戸で発生。このうち4万9643戸は復旧したが、残りの2万5594戸は停電が続いている。
また、各地で交通の乱れも相次いだ。大邱市、江原道、釜山市などの道路51カ所で車両の通行が規制された。鉄道は3路線の運行が停止された。旅客船の運航は91航路の全便が、航空便は11空港の284便が欠航した。
消防当局は29件の救助活動で92人を救助した。
【聯合ニュース】
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