鋭い風刺の込められた作品を通して、分断の悲しみと統一の願いを込める沈雨晟さんの一人芝居「アリラン アリラン アラリヨ 4・3の峠を越えていく」が10日、東京・渋谷区のプーク人形劇場で開かれる。 韓国の民俗学者でもある沈さんは、1966年に韓半島各地に伝わる伝統芸術を掘り起こし、後世に伝えていくために韓国民俗劇研究所付設の劇団「ソナンダン」を発足させ...
昔、あるやもめがヌンソという幼い娘と貧しい暮らしをしていました。その男は徴兵されますが、その後、立派になって、ヌンソと対面すると、やなぎの枝が踊って喜んだといいます。 文責=ギャラリーkyo 作家・許旭 (2009.6.3 民団新聞)
在日本大韓蹴球協会の09年度定期総会は16日、韓国中央会館に33人の理事が出席(委任状含む)して開かれ、韓龍化会長の後任として金英明理事を選出した。 新年度活動方針として同胞青少年サッカー選手の発掘と育成、指導者および審判の養成、各種サッカー大会の開催、韓国国体と大統領杯への代表チーム派遣などを決めた。 また、フットサルに関しても新たなカテ...
「食は薬」韓国の知恵生かし 大阪の鶴橋駅近くにあるダイニングバーの「Won16」。代表の元貞子さん(51)が、3年半前の開店と同時に販売しているのが手作りの「薬膳ケーキ」だ。薬材をふんだんに用いており、便秘や冷え性、アトピー性皮膚炎などで悩む人たちからは、症状が改善したという嬉しい声も届いている。さらに体に優しい健康ジュースやスコーンを...
金素雲の訳詩集『朝鮮詩集・乳色の雲』は1940年に出版された。島崎藤村が序文を書き、三好達治・高村光太郎ら、当時の日本文壇から絶賛された。 詩の翻訳は難しい。原詩に忠実であろうとすればリズムを失い、リズムを保とうとすれば意訳になる。素雲は後者を選び、流麗な訳は称賛された。40年は太平洋戦争の前夜であり、朝鮮の言葉は抹殺の運命にあった。日本語訳によっ...
「いのち尽きる日まで天を仰ぎ/一点の恥じることもなきを、/木の葉をふるわす風にも」心をいためた詩人。 同志社大学英文科学生として夏期休暇を利用しての北間島・龍井(現在中国吉林省)への帰郷準備中の1943年7月、「朝鮮独立運動」嫌疑の思想犯として京都で特高刑事に逮捕された。その後、福岡刑務所に収監されてからわずか1年にもならぬ45年2月に獄死した。日...
在日3世である詩人が揺らぐアイデンティティーのなかで、ようやく見い出した「自分らしい在りか」についての思いを語っている。 小学校3年生のとき、両親から朝鮮人であることを伝えられるが、厳しい差別から身を守るために、日本人以上に日本人らしくなろうと努めた在日2世の両親のもとで育った著者は約10年間、自らの出自に悩み苦しんだ。 当時、その苦しみを...