在日同胞に弁護士の道を切り開いた金敬得弁護士が、05年12月末に惜しまれながらも56歳の若さでこの世を去った。翌年2月のしのぶ会に続き、今年2月には1周忌の集いがもたれたが、その1周忌を期して発刊されたのが本書である。 しのぶ会の世話人の1人、田中宏教授が刊行辞に「亡くなっていても、いまなお生き続けている」という言葉を寄せている。正鵠を得た表現だと...
05年、韓国で社会現象を起こしたドラマ、「私の名前はキム・サムスン」。 主人公は30歳の独身女性で、サムスンという名前自体も垢抜けなさを象徴しているため、改名に奔走する。その姿は哀愁を誘う。おまけに、太めのパティシエ、金も学歴もなく、恋人にも振られ、コンプレックスに落ち込んでいる。 それでも、新しい恋と仕事に奮闘する姿、それに乱暴な言葉遣い...
本書は90年代から最近まで韓国各地を歩いた旅行体験を、19編にまとめたものである。著者の思いを縦糸に、その土地土地で展開された歴史的出来事を横糸に綴っている。さらに、韓半島の独自の文化や、著者が惚れ込んだ放浪詩人、金笠などそれぞれの時代に活躍した人物の生き様にも照明を与えた。 巻頭を飾るのは、1867年の江華島条約で知られる江華島の探訪だ。軍事力を...
ソウル−東京 友情ウォーク出発 「21世紀の朝鮮通信使」になってソウルから東京までを踏破する「韓日友情ウォーク」一行が1日、ソウルを出発した。これは江戸時代の朝鮮通信使来日から400周年を記念、日本ウォーキング協会と韓国体育振興協会が中心となっての企画。ソウル−釜山約514㌔をぶっ通しで歩く本隊には民団新聞を読んだ在日同胞も2人加わって...
「東洋のストラディバリウス」 陳昌鉉さん 生き方に共感、英語の教材に…勇気と希望学ぼう 日本の英語教科書出版会社・三友社出版(川口裕敬代表取締役社長)は、来年4月から使用される高校2年生向け英語教科書「COSMOS English CourseⅡ」に、独学でバイオリン製作を学び、「東洋のストラディバリウス」と称されるまでになった在日1...
詩・経など豊かさに驚きも 福岡市で開催 李華書芸会を主催し、福岡県を主な舞台に活躍する2世の書芸家・李安子さんの「李安子 書・水墨画展」が3月27日から4月1日まで、福岡市美術館市民ギャラリーB室で開催された。 書は「般若心経」や「金子みすずの詩」など19、ハングル書は「カゴパ」(帰りたい。李殷相作)、「序詩」(...
高麗美術館主催の朝鮮通信使来日400年記念特別展「誠信のまじわり−通信使の息吹」が21日〜5月27日まで、同館で開かれる。 豊臣秀吉の壬辰倭乱(文禄・慶長の役)によって朝鮮と日本の国交は一時断絶したが、1607年に徳川政権によって国交が回復した。その際に来日した朝鮮通信使は日本文化に大きな足跡を残した。朝鮮と日本が交わした外交文書は両国の対面を...