【奈良】扶余郡文化財保存センター(鄭光龍院長、忠清南道)はこのほど、奈良県明日香村の財団法人古都飛鳥保存財団(山口昌紀理事長)との間で「文化交流協定」を締結した。
扶余郡と明日香村は40年にわたって交流を続けている。21、22の両日、明日香村で開催される「彼岸花祭」には扶余郡から李相俊副郡守が出席した。
締結調印式は明日香村の森川裕一村長らが見守るなか、古都飛鳥保存財団事務所で行われた。
協定に則り、両財団は遺構の発掘や景観保全の手法などを相互に伝え、民間交流を深めていく。
扶余は百済の王都。飛鳥地方とは1400年以上も前から文化交流の絆でつながっている。
同財団の杉平正美事務局長は、「先人たちが苦労して築いた扶余との民間交流事業には、今後とも粛々と取り組んでいきます」と述べた。
(2012.9.26 民団新聞)