掲載日 : [2016-04-06] 照会数 : 6965
新会長に李宇海氏…法曹フォーラム会員総会
在日韓国人法曹フォーラム(高英毅会長)は3月26日東京都内のホテルで第4回定時会員総会を開き、新会長に李宇海弁護士(56、前副会長)を選んだ。総会は会員30人(委任状含む)の出席で成立した。
活動報告書によれば、15年度は反ヘイトを中心とする人権擁護活動が際だっていた。民団が2月に実施した6地方法務局への訪問と面談活動には会員が手分けして参加、ヘイトスピーチの実態調査と対策について質問した。このほか、「人種差別撤廃基本法」を求める院内集会も3回にわたって共催し、青年会と一緒になって参議院議員会館前で反ヘイトスピーチに向けた街頭宣伝やビラ配布も行った。
法曹フォーラムの反ヘイトの取り組みは、民団中央本部としても高く評価している。呉公太団長は代理出席の権清志企画調整室長を通じ、感謝のメッセージを託した。
事業計画は1,在日同胞の法的地位向上と人権擁護をテーマとした調査研究の継続2,「のりこえねっと」をはじめとする人権擁護団体への援助活動3,団員を対象とした法律・人権セミナーの開催など。
李新会長は「これからも専門的知識を活かした提言を同胞社会にどしどし発信していきたい」と抱負を述べた。
(2016.4.6 民団新聞)