掲載日 : [2002-09-11] 照会数 : 3193
高齢同胞、在日2世が下支え
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生野に通所介護施設
多様な福祉サービス提供
宋貞智さん
【大阪】大阪市生野区のNPO法人(特定非営利活動法人)「在日コリアン高齢者福祉を進める会大阪」(宋貞智理事長)が9日、生野区鶴橋に「大阪多民族共生人権総合福祉センター『ぱだ(海)』」を開設した。
同センターは、在日同胞の高齢を主な対象にデイサービスや生活相談を行っていく。多彩な介護で地域の〃駆け込み寺〃としての存在を目指している。
建物は3階建て。内部は各部門に分かれ、高齢者と障害者の生活支援の場として様々な福祉サービスを提供している。なんらかの介護を必要とする高齢者にデイサービスを行う「うりちぷ(我が家)」は入浴や食事、送迎サービスなどを行う部門で、1・2階にある。
このほか、比較的元気なお年寄りが趣味に興じるなどしてくつろげる場所「ぱだ(海)」や、身体障害者の社会参加を支援していく場として設けた「ぽらん(生きがい)」、識字教育を行う「ふれあいうりちぷ」などがある。
スタッフは在日同胞2世の金玉子さん(53)をリーダーとする9人。送迎サービスの担当者を除いてはみな在日同胞で占められている。
同会は「うりちぷ(我が家)」の名称で2年前から同胞高齢者向けに食事サービスを行ってきたが、介護保険に関わる相談が多くなっていたことから今回の開所となった。問い合わせは同センター。電話(06)6715―0133まで。
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東大阪市が予算措置へ
デイハウス「さらんばん」第2の施設10月に開設
鄭貴美さん
【大阪】昨年10月に東大阪市内でスタート、在日同胞のお年寄りのための「茶の間」としてすっかり定着したデイハウス「さらんばん」の新施設が10月1日、同市内にオープンする。東大阪市から「街かどデイハウス事業」として委託を受けられることがほぼ確実となったことから実現した。
新施設の名称は「あんばん」。「さらんばん」同様、一軒家を借りてキムチなど韓国料理主体の食事をサービス、チャンゴやカラオケ、おしゃべりなどレクリエーションの場としても楽しいひと時を過ごす場とする。
場所は「さらんばん」と同じく布施駅管内。「さらんばん」とは違い、歩いても5分ほどとお年寄りが通うにも比較的便利になった。
専従スタッフの鄭貴美さんは「『あんばん』がオープンすれば、『さらんばん』の慢性的な混雑状態も解消する。そうしたら、手芸や手遊びなど午後のメニューをこれまで以上に充実させていきたい」と話している。
「あんばん」の開所式は10月1日午後1時半からの予定。デイハウスサービスは月曜日から金曜日までの毎日。問い合わせ電話は06(4307)2056。