過去最高年間2万人台へ
韓国語能力試験(韓国教育部直属の国立国際教育院主催)の志願者が、日本地域で漸増を続けている。21日実施の第30回試験の出願受付は、当時の李明博大統領が独島を訪問して半年後の1月7日から始まったが、ほとんど影響は見られなかった。志願者数は昨年同期を約700人余り上回った。
10月に実施の下期試験と合わせれば、今年は過去最高の2万人に迫る勢いをみせている。
日本地域で韓国語能力試験の実務全般を担う韓国教育財団によれば、第30回の志願者数は全国で9047人。これに対して昨年同期の第26回は8322人。李大統領の独島訪問は、「深刻な影響はなかったとみていい」(崔明・韓国教育財団管理部長の話)。
レベル別の志願者数を見ると、初級と中級の志願者が圧倒的に多い。合わせると全体の7,8割を占めている。しかも、初・中級とも数はほぼ同じ。こうしたことからも、韓国語を学ぶ層は、持続的に増え続けているようだ。また、企業や学校単位の団体受験が増えているのもここ数年の特徴だという。
試験は韓国語を母語としない人や、在外の韓国人を対象に97年から韓国内外で一斉に始まった。08年からは韓国内で4回、海外で2回の実施となった。日本地域では4月と10月に全国30会場で実施されている。
大阪1192人
今回、大阪経済大学(大阪市東淀川区)では1192人が受験した。韓国語能力試験初級に初めてチャレンジした在日3世の文元美奈さん(21)は、「韓国旅行が好き。少しでも話せるようになりたい」と、友だちどうしで韓国語を勉強しているという。
また、40代の日本人女性は、「今日の試験は自分の力を試す機会。初級ですが、とてもわくわくしています」と元気よく答えた。
(2013.4.24 民団新聞)