掲載日 : [2003-11-26] 照会数 : 2763
コリアン・シネマウイーク 良作の日本浸透も成功(03.11.26)
最近は若者層の来客増える
韓国文化院の映画上映会…24年間で300回超す
「シュリ」「JSA」のヒットで知られるように、日本で韓国映画の評価が高まっているが、韓国文化院は1979年の開院以来、24年間に渡って毎月、韓国映画上映会を開催し続けてきた。すでに月例と不定期の上映をあわせて300回の上映会をこなし、多くの日本市民らに韓国映画の魅力を紹介してきた。
韓国文化院が池袋のサンシャイン60内にオープンしたのは1979年。今ほど韓国への理解が進んでおらず、何より日本の一般市民が知る韓国情報は、ニュースで流れる政治的問題以外、ほとんど知られていなかった時代だった。このような時代背景の中で文化院は、70年代の映画ブームを迎えて新たな作品が数多く作られていた映画を紹介する戦略を立てた。
2時間近い上映時間の中で、映像と音楽という視聴覚面から本などに比べて圧倒的な情報量を持つ映画は、韓国を知らなかった日本市民に多くの情報を与えてきた。
文化院には、韓国映画62作品が収蔵されており、時代背景や年度別のジャンルを考えながら月例の上映会を開いている。参加層はこれまで、韓国で生まれたり生活したことがある年輩層が多かった。しかし、「シュリ」や「JAS」のヒット以降、若者の参加も増えてきたという。過去にあった韓国への偏見などを知らない若手層が、「楽しい」「面白い」と映画の内容だけを判断して見に来るケースが増えているという。
また「シュリ」「JSA」に刺激を受けた中には、韓石圭など俳優に興味を引かれたファンが、ヒットする前のひいきの俳優が出演する作品を見に来るケースも多い。いずれにしても、日本語字幕で見ることができるのは、韓国文化院の映画会だけしかない。
文化院で映画関係を担当している金康植さんによると、「シュリ」「JSA」で一気に良い映画ができたのではなく、90年代から良い作品はあったが、知られていなかっただけだという。文化院の月例映画界が多くの日本人の対韓認識を変える一助になったのではとも言う。
文化院では、月例の映画界以外に、東京国際映画祭の一環として、一昨年から韓国映画を紹介する「コリアン・シネマ・ウィーク」を開いてきた。これはまさに良質な韓国映画の日本での売り込みだ。これまで毎年2本から3本が日本の映画興行市場に取り上げられてきた。
このように、月例上映で一般市民に無料で韓国映画を紹介すると同時に、シネマ・ウィークを通じて興行市場で韓国映画の品質を問うてきた。
文化院では、今後も良質な韓国映画を月例上映しながら、最新ヒット作を日本に紹介する活動を続けていく方針だ。
(2003.11.26 民団新聞)