掲載日 : [2002-12-04] 照会数 : 2042
うれしさと緊張の住民投票参加(02.12.04)
[ 1票を行使する奈義町の同胞 ]
【岡山】岡山県奈義町で1日、永住外国人も参加しての住民投票が行われた。これは合併の是非や枠組みを決めるもの。市町村合併をめぐる住民投票は滋賀県米原町、秋田県岩城町、福井県松岡町で永住外国人の参加のもと実施済み。奈義町は4例目となる。
奈義町で投票権を行使した永住外国人は10人。
一家4人で投票に参加した在日韓国人2世の福己さん(50)=飲食業経営=は「うれしさと緊張で投票用紙につける丸が三角になりかけた。生まれ育った町への思いが一層深まった」と感無量の面もち。長女の恵里さん(20)も「韓国籍で嫌な思いをしていないし、父ほどの思いはないけれど、一緒に考えられた方がいいと思う」と話していた。
また、あるハルモニ(72)は「いつかこういう日が来ると思っていた。生まれた国みたいによくしてもらっている町のために投票できてうれしい」と語った。
この日、在日韓国人の住民投票参加を見守っていた民団岡山県地方本部の金昌男団長は「『在日』が住民として認められ、自分のことのようにうれしい。これをきっかけに県内外に広がっていってほしい」と喜んでいた。
開票の結果は「合併しない」が全投票者の7割を占めた。
(2002.12.04 民団新聞)