掲載日 : [2002-12-25] 照会数 : 2219
第16代大統領に盧武鉉氏 李会昌候補に競り勝つ(02.12.25)
[ 盧武鉉大統領当選者 ]
「太陽政策」継承へ−李氏に約57万票差
【ソウル】第16代大統領選挙は19日投票、即日開票され、「太陽(北韓包容)政策」をはじめ金大中政権の主要政策の継承・発展と「古い政治の一掃と新しい政治の実現」を主張する与党民主党の盧武鉉候補(56)が、大接戦の末に最大野党ハンナラ党の李会昌候補(67)を振り切り、当選した。盧当選者は同夜、党本部での記者会見で「これから私の支持者だけの大統領でなく、反対した方も含め全国民のための大統領として、使用人として全力を尽くす」と表明した。就任式は来年2月25日で、任期は5年(再選なし)。
「世代交代」に支持
盧当選者は、与党の金城湯地である光州、全羅南・北と大票田のソウル、京畿、仁川など首都圏に大田、忠清南・北、済州など、10広域市・道で李候補を上回り、大勢を決した。李候補が盧当選者を上回ったのはハンナラ党支持基盤の釜山、大邱、蔚山、慶尚南・北と江原などの6市・道だった。
盧当選者と李候補との得票差は約57万票にすぎなかった(盧当選者=1201万4277票、李候補=1144万3297票)。得票率は盧当選者48・91%、李候補46・59%。投票率は、70・8%で前回97年の80・7%を大きく下回り、歴代大統領選で最低値を記録した。これまでの最低投票率は、71年の第7代大統領選挙時の79・8%。
李候補との事実上の一騎打ちとなった今回の選挙で、盧当選者は対北韓宥和政策の継続と「古い政治からの脱皮、新しい政治の実現」を主張、韓国政治の「世代交代」を訴え、早くから有権者数の48・3%を占める20、30代重視の選挙戦を進めた。「国民統合21」の鄭夢準代表との候補一本化実現以後終始続いた盧候補の優勢が逆転されることはなかった。
李候補は「5年間の不正腐敗、失敗した民主党政権を審判してほしい。政権が代わってこそ国が代わる」と訴え、焦点の対北韓政策では「太陽政策は完全に失敗した」とし、「核を放棄しない限り経済支援は中断する」と「厳格な相互主義」の適用を主張していた。
選挙前の各種世論調査では、20、30代は「変化」を主張する盧候補支持、50代以上は「安定」を強調する李候補支持とはっきりと分かれていた。50代の大統領が誕生することで、「3金氏」(金大中、金永三、金鍾泌氏)の影響力後退とも合わせて韓国政治の「世代交代」が進むとみられている。
(2002.12.25 民団新聞)