掲載日 : [2003-02-27] 照会数 : 2506
民族学校排除を懸念 大学入学資格(03.02.26)
[ 文科省を訪れ、事実確認と問題指摘を行う鄭事務副総長(右)と東京韓学の丁PTA会長 ]
民団中央が文科省に問題指摘
民団中央本部の鄭夢周事務副総長(文教局長兼任)は25日、文部科学省を訪れ、民族学校卒業生が「大学入学資格検定(大検)」免除の対象から外されるようだとの一部報道に懸念を表明した。東京韓国学校からも丁栄哲PTA会長が同行した。
同報道は、文部科学省が日本国内の外国人学校のうちインターナショナルスクール卒業生に限って大学入学資格を付与することとし、民族学校についてはこれを認めない方向で検討しているとしていた。鄭事務副総長が事実確認したところ、応対した同省大学課の亀田徹課長補佐は「現段階では検討中」と述べるにとどまった。
鄭事務副総長は、日本社会のいじめや差別が続くなか、民族学校は在日の子どもたちにとって安息の場となっていると民族教育の必要性を強調。「もし報道が事実だとすれば、民族学校は周囲からの偏見にさらされる。今後の入学志望者にもマイナスに働くだろう」と述べ、意図的に情報を流した同省の責任は免れないとも指摘した。
民団中央本部では、民族学校にも大学入学資格を付与するよう近く正式に文書で要請することにしている。
大阪の白頭学院と金剛学園を除く民族学校は学校教育法第1条に定める「高校」ではなく「各種学校」扱いのため、卒業しても国立大学への入学資格を得られない。
(2003.02.26 民団新聞)