
【ソウル】与党セヌリ党は20日の党大会で、12月の第18代大統領選挙の党公認候補として、経済民主化の実現、雇用創出、韓国型福祉の拡大を主要公約として掲げる朴槿恵元党代表を選出した(写真)。韓国大統領選史上、主要政党の公認候補に女性がなるのは初めて。
党候補選出選挙戦の開票結果、朴候補は全体の80%を占める国民参加選挙人団現場投票で7万1176票を、残り20%を占める一般国民対象の世論調査でも74・2%の支持を受け、総得票で8万6589票となり、全体有効投票の84%を獲得して圧勝した。2位は総得票数8955票(8・7%)の金文洙京畿道知事で、以下、金台鎬議員(3・2%)、任太煕前大統領室長(2・6%)、安相洙前仁川市長(1・6%)の順だった。
候補受諾演説で朴候補は「理念と階層、地域と世代、産業化と民主化を超え、皆が一緒に歩んでいく国民大統合の時代を開く」と宣言した。
朴候補は「今、われわれが直面している国内外の環境はきわめて厳しい。多くの国が経済危機の中で漂流を続け、北韓の挑発や核の脅威、領土をめぐる対立、東北アジアの秩序の再編など、どれ一つとっても軽視することはできない。このような危機の時代には、準備のできた指導者が必要だ。また、不安定な時代には安定した指導者が必要だ」と主張した。
同時に「近代化時代の経済成長のパラダイム、民主化時代の分配のパラダイムを超越する第3の変化をもたらし、国民が幸福になる時代を築く」と訴えた。
また、不正や腐敗の根絶に向けた強い意志を示すとともに、「真の改革は私から、近いところから始めなければならない。私と私の周辺からより厳格に管理する」とし、国民が抱いている不信を取り払い、果敢に改革を行いながら前進していくとの覚悟を表明。
同党所属国会議員が4月の総選挙の公認候補選びで現金を授受した疑いが持たれていることにも触れ、「政治刷新のための特段の対策を講じる。大統領候補としての最初の措置として党内に政治刷新特別機構を設置し、政治発展に向けた一大革新策を打ち出し、必ず実践する」と強調した。
歴代大統領を参拝、懇談も
朴槿恵候補は21日に国立ソウル顕忠院の李承晩・朴正煕・金大中元大統領の墓域を相次いで参拝した後、慶尚南道金海の烽下村の盧武鉉前大統領の墓地を参拝、権良淑夫人と懇談した。翌22日にはソウル銅雀区上道洞の金泳三元大統領宅を表敬訪問し懇談したのに続き、ソウル麻浦区東橋洞の金大中図書館に金大中元大統領夫人の李姫鎬女史を表敬訪問した。
(2012.8.29 民団新聞)