掲載日 : [2010-01-15] 照会数 : 6701
関釜航路開設40周年 記念事業目白押し
[ お祝いのくす玉を割る関係者(シーモール下関) ]
【山口】韓国の釜山と下関の間に日本で初めての国際定期フェリー航路が開設されてから今年6月で40周年を迎える。これを祝い、下関市と市港湾協会は今年を「関釜航路の年」と定めた。市は関釜フェリー株式会社とともにこの1年間、様々なイベントを行う。
記念キャンペーンとして関釜フェリー株式会社が始めたのが、山口県民と北九州市民を対象とした40%割引会員カードの発行。このカードを利用すると、一部繁忙期を除き2等船室の大人片道利用料金9000円が5400円になる。
また、日本船籍「はまゆう」を利用した「謝恩ツアー」や船内見学会も行う。15日からは下関市内の国際ターミナル待合室で関釜航路関連のパネル展を実施する。6月には市独自で「関釜航路40周年記念シンポジウム」を予定している。
韓国側のパートナー、釜関フェリー株式会社が運行する「星希号」の今年初めての入出港日となった5日には、下関市竹崎町「シーモール下関」でオープニングのセレモニーが開かれた。中尾友昭下関市長は『2010年関釜航路の年』を高らかに宣言し、「星希号」の金秀船長に花束を贈った。
式典には韓日の関係者約60人が出席。お祝いのくす玉割りには、民団山口本部の韓賢澤団長と婦人会山口本部の申君子会長も加わった。来賓の李鍾均・釜山韓日親善協会会長は「韓日両国間の人と物の懸け橋としてこれからも永遠に航行してほしい」と述べた。
利用客406万人
釜山と下関の航路の起源をたどれば、1905年の関釜連絡船までさかのぼる。第2次大戦中は日本の戦局悪化に伴い、この区間の交通は一時、途絶えていたが、70年6月、25年ぶりに両市が再び海路で結ばれた。
80年代には韓国側の法人である「釜関フェリー」でも船舶を保有するようになり、共同運航による毎日就航(年始を除く)が実現した。双方とも夜7時ごろ出発、未明に港内に到着する。ただし、到着港の税関および入国管理業務が開くのを待つため、下船できるのは朝8時以降となる。
運航は昨年12月までで累計2万1876回を数えた。07年には25万人と過去最高の旅客数を記録し、08年もほぼ同じ規模で推移した。だが、09年は新型インフルエンザや経済不況、ウオン安などの影響で前年比35%減の15万人だった。
就航以来の通算乗客数は約406万人だという。
(2010.1.13 民団新聞)