掲載日 : [2010-03-31] 照会数 : 3402
近現代史で見解に溝 韓日歴史共同研究委
韓国側は活動継続望む
【ソウル】韓日両国の学者らによる第2期韓日歴史共同研究委員会(共同委員長=趙・高麗大教授、鳥海靖・東大名誉教授)は23日、約3年に及ぶ研究結果をまとめた報告書を公表した。
第2期委員会は、2002年3月から05年5月まで活動を行った第1期委員会に続き、韓日首脳の合意に基いて07年6月に発足した。韓日それぞれ17人、総34人の委員が古代史、中近世史、近現代史の分科会と、新設された「教科書小グループ」に分かれて、昨年11月まで活動を続けた。
報告書は約2500㌻。各委員の論文には、それぞれ批評文・反論のコメントなどが付けられた。古代史や中近世史などの分野ではいくつかの合意点を見いだすことができたが、近現代史や教科書の分野ではむしろ見解の相違が際だつ結果となった。
教科書研究では、韓国側が「新しい歴史教科書をつくる会」編の教科書について「最も右翼色が強い」と批判。日本側は、日本憲法について「韓国の教科書は全く説明していない。戦後の日本を理解するには絶対に必要な要素だ」と問題視した。
趙共同委員長は、同日の会見で「歴史対話の必要性に韓国と日本の研究者たちがみな共感した。相互理解を増進させ、長期的な共通の歴史認識拡大に寄与することを期待する」と述べた。
(2010.3.31 民団新聞)