掲載日 : [2010-09-15] 照会数 : 4642
コメ5千トンなど支援 北韓赤十字の要請に応え
【ソウル】大韓赤十字社の柳宗夏総裁は13日、水害支援物資としてコメなどの提供を求める北韓の要請を受け、コメ5000㌧(5㌔㌘入り100万袋)、セメント1万㌧(40㌔㌘入り25万袋)を含む100億ウォン(約7億2500万円)分の救援物資を送ることを発表した。
韓赤は同日、こうした支援内容を北韓赤十字会側に伝えた。これに対して、北赤側は同日夜、開城工業団地を通じ、「南が発送日を通知してくれれば、それに合わせ受け取り準備をする」との意向を伝えてきた。
今回の支援は韓赤が主体になっているが、実際に主導しているのは政府だ。政府レベルによる対北韓コメ支援は、李明博政権発足以来、初めて。 北韓に送る救援物資にはコメ、セメントのほか、カップラーメン300万個と生活必需品や医薬品も含まれる。洪水被害が深刻な平安北道の新義州に送る予定だ。費用100億ウォンは、大部分を統一部が管理する南北協力基金から充当する。
柳総裁は「新義州の被災者は8万〜9万人だという。コメ5000㌧は、20万人を基準に約50日分で、購入価格は約80億ウォンになる」と説明。北側が提供を希望した重機を支援品目から外した理由については、「コメは緊急食料であり、セメントも(復旧作業に)必要だ。しかし、掘削機など重機は規模が大きい上、ほかの問題点についての検討も必要になり、赤十字の人道主義判断を超える事案だと判断した」と表明した。
統一部当局者は「今回の支援は人道主義的な見地で実施することになった。海軍哨戒艦『天安』沈没事件で北韓に対する支援を禁止した『5・24措置』は依然として有効だ」と指摘している。
(2010.9.15 民団新聞)