掲載日 : [2009-10-15] 照会数 : 4602
多胡吉郎さんの夢かなう 柳兼子を偲ぶ朗読音楽会
本誌連載「サラム サラン」の筆者、多胡吉郎さんの企画構成による「柳兼子、朝鮮を歌う 朗読音楽会」が11月16、18の両日、ソウルのガンサム(間三)・ホールと日本文化院で開かれる。
1920年、韓国で初の西洋音楽の独唱会がソウルで開かれた。歌ったのは、日本のアルト歌手で、朝鮮の美を愛した柳宗悦の妻である柳兼子。3・1独立運動の挫折によって希望を失っていた人々に、歌によって愛を届けようとした。
2人の理想主義に共感し、朝鮮側からも詩人、南宮璧を筆頭とする同人誌「廃墟」のメンバーたちが柳夫妻を支え、夢の実現に尽力した。
朗読音楽会は柳兼子が初めて韓国で歌った独唱会のプログラムをベースに、人類愛に満ちた柳宗悦の文章と、青年の純な魂を綴った南宮璧の詩や日記朗読で構成される。 多胡さんは柳兼子、宗悦、南宮璧を主人公とする小説「わたしの歌を、あなたに〜柳兼子・絶唱の朝鮮」(河出書房新社刊)、韓国語版「柳兼子・朝鮮を歌う」(BOOK21刊)執筆後から、「いつの日か、朗読音楽会ができたらと夢を抱いてきた」と話す。
出演は歌手の金信子さん、ピアニストの申秀貞さん、朗読は多胡さんほか。入場無料。
なお参加希望者は日本文化院のみ。ソウル特別市鐘路区雲泥洞114‐8。問い合わせは同院(℡02・765・3011〜3)。
(2009.10.14 民団新聞)