掲載日 : [2010-04-28] 照会数 : 3867
<読書>韓流騎士(ナイト) 韓日交流への思いを切々
韓日ちんぐの会会長、韓日文化交流センター代表、韓日文化大学代表などを兼任する著者。20年以上に渡り、韓日民間交流の活動を通した体験や思いが綴られている。
第1章では韓日民間交流を推進してきた道のりについて、第2章は活動のなかで感じた韓日の国民性の違い、第3章では韓流ファンとの交流録が紹介される。留学で来日した20年ほど前は、韓国人への強い差別と偏見があった。たまたま出会った日本人女性に一目惚れ。妻の親は2人の結婚に猛反対、国際結婚の難しさを痛感しながらも結ばれた。
同時期、韓日文化交流センターを設立、94年に韓日の情報を載せた『ちんぐ』の第1号を発行した。韓日民間交流に対する思い、その思いを実現させるために行動してきた、著者の実直な人柄が伺える。
また第2章、両国の選挙スタイルの違いで、日本は選挙カーが主流。だが韓国ではトラックが多く、荷台で立候補者をアピールする歌もあれば、踊りもあるという。具体例を参考にした比較が面白い。
そして韓流ファンになった女性たちの話に、泣いたり笑ったり。彼女たちを「韓日民間交流の革命家」として評価する著者。今やその興味は韓国という国そのものに向けられ、韓日を近づける「大きな一歩」になっているからだ。
(姜星財著、三五館 1300円+税)
℡03・3226・0035
(2010.4.28 民団新聞)