掲載日 : [2010-04-28] 照会数 : 7269
夢いっぱいパリへピアノ留学 横浜大会優勝・4世の朴琴香さん
「ヨーロッパで勉強するのは昔からの夢だった」。昨年8月、横浜国際音楽コンクールで優勝し、副賞として今年10月から1年間、パリのエコノール音楽院に留学する東京芸術大学音楽学部器楽科でピアノを専攻する在日4世の朴琴香さん(20)。
学費以外は全て実費。資金で悩んでいたとき、在日の先輩から韓哲文化財団の話を聞き応募。3月19日、助成金を受けることができた。
ピアノを始めたのは5歳のとき。オモニから「やるからにはしっかりやるように」と釘を刺された。小学校のとき、毎日1時間半の練習は欠かさなかった。「オモニとか先生に褒められるのが好きだったから、頑張ろうと思ったし、人前で弾くのが好きだった」
中学生のとき、同大学音楽学部付属音楽高校(芸高)への入学を目指した。小学校の高学年から「人に感動を与えるピアニストになりたい」という気持ちが変わらずにあった。必死に勉強し、現役で同大学へ。
昨年9月、イタリアの音楽院で毎年行っているピアノの講習会に初めて参加し、貴重な経験を積んだ。
パリ留学ではいろいろなものを吸収したいという。「演奏だけが素晴らしいピアニストにはなりたくない。人間性だとか情緒とか、品格などは演奏のなかに出てくると思う。そういう生き方を表現できるピアニストになるため、いろいろ学んで成長していきたい」
(2010.4.28 民団新聞)