掲載日 : [2003-05-21] 照会数 : 2644
生野の国際市場再現 来春「在日外国人展」(03.5.21)
大阪の国立民族学博物館
日本への移住史たどる…生活・文化活動なども紹介
史料提供呼掛け
【大阪】近年、日本に居住する外国人が日本の総人口の約2%にものぼることをふまえ、国立民族学博物館(吹田市万博記念公園内、民博=みんぱく)は来春(4月初〜6月中頃)、「多民族化する日本―在日外国人展」(仮称)と題して、日本に暮らす外国人エスニックグループについての特別展を開催する計画だ。
同展は〞日本の多民族化〟の現状を理解し、多民族・多文化共生の前提となる多様性に対する寛容の大切さを積極的に主張していくことを目的としている。
昨年春、同博物館の民族社会研究部の庄司博史教授が多言語化研究の一環として民博へ提言し、10月には展示プロジェクトチーム(スタッフ16人)を結成した。
構想内容として展示場1階(800平方㍍)は導入部門として、台湾・朝鮮植民地政策時代から今日までの日本への外国人の渡日・移住の歴史をたどる。また当時の写真や年表、新聞記事など複数のコーナーを設けるほか、雑貨店街として在日の店舗(生野国際市場など)も再現する。2階(659㍍)はエスニックコミュニティー部門で、主にとりあげるのは在日同胞はじめ中国人、ブラジル人など5グループ。来日時の所持物(パスポートや入国書類など)やその後の定住に関わる物(永住許可書や婚姻届など)などを展示しながら来日・滞日の歴史的経緯を紹介し、日本での生活・文化活動などを展示する。
そのほか、各国の民族衣装の試着コーナーや、日曜日ごとにミニコンサートやトークショーなどのイベントも計画している。
同特別展の実現に向け民博では、在日外国人の歴史や生活を紹介するさまざまな情報、物品、映像資料を探している。当時の民族衣装や家具、食器類、証明書、手紙、スナップ写真など「どんな小さなものでも提供してほしい」と呼びかけている。問い合わせは06・6878・8299(FAX:7503)民博・庄司まで。
(2003.5.21 民団新聞)