掲載日 : [2010-10-27] 照会数 : 3924
「今」を演劇で問う もう一つのヒロシマ・陜川
[ 9月に行った試演会より
]
東京から発信する国際的な舞台芸術祭「フェスティバル/トーキョー」(F/T)が30日から11月28日まで東京・豊島区の東京芸術劇場ほかの会場で開かれる。韓国・陜川(ハプチョン)に暮らす韓国人被爆者の姿を取り上げた「HIROSHIMA‐HAPCHEON‥二つの都市をめぐる展覧会」(松田正隆演出)は24日から5日間、自由学園明日館講堂で上演される。
作品は「都市」をテーマとする作品群を連続して制作・発表している松田さん率いるマレビトの会が制作。09年から長崎と広島を題材にした「ヒロシマ‐ナガサキ」シリーズに着手。故郷でもある長崎をテーマにした作品は、反響を呼んだ。
シリーズ第3弾となる今回は、「ヒロシマ‐ナガサキ」を見る視点を国外へ広げ、「もう一つのヒロシマ」と呼ばれる町、ハプチョンに注目し、今なお、広島での被爆者が数多く住む同地を取り上げることで、「唯一の被爆国・日本」からこぼれ落ちる「異邦性」をめぐる問題に迫る。
上演は、博物館のような展覧形式と、演劇が交じり合ったもの。
ハプチョンと広島でのフィールドワーク、取材で得た声や音、映像、テキストなどの素材が一体となって紹介される。
公演スケジュール
11月24〜26日14〜17時、17時半〜20時半。27日12〜17時、17時半〜20時半、28日12〜16時。チケット一般前売り2500円(当日2500円)ほか。申し込み・問い合わせはF/Tチケットセンター(℡03・5961・5209)。12〜19時。会期中無休。
(2010.10.27 民団新聞)