掲載日 : [2010-11-17] 照会数 : 4886
韓紙骨董の神髄 作品50点で工芸文化紹介
京都の川口美術
骨董&ギャラリー「川口美術」(京都・左京区)は23日から12月5日まで、韓紙骨董展を開催する。
世界に先駆けて、活字印刷がはじまった高麗時代。その影響を受けて朝鮮朝時代にも紙の工芸文化は広まった。同展では作品を通し、その一端を紹介する。
儀式などの時に官服の下に着るコヨリで編んだ汗対策用の下着は、粗いレースのような物。人体の動きを適確に踏まえて編まれていることには驚く。さらにコヨリで編まれたカゴもひと目では紙とは思えず、当時の技術の高さを伺わせる。
また、安東地方の嫁入り道具と言われる切紙貼凾の妓生笠は、優れた切紙技の美しさと、少女の色紙遊びに通じる可愛さを感じさせる。偽皮紙凾は、内側や裏側を見ると紙とわかるが、外側からは皮にしか見えないほどの巧妙さだ。
展示では19世紀中ごろの手書き地図や、紙筒、書類筒、儒教木版など、韓半島の紙文化の触れることのできる約50点を紹介する。
開廊11〜18時。定休月・火曜日。問い合わせは川口美術(℡075・781・3511)。詳細は川口美術のHP。
(2010.11.17 民団新聞)