
ハリウッドの大作を押しのけ、2010年のNo.1ヒット作となった、イ・ジョンボム監督・脚本のエンタテインメント作品「アジョシ」(東映配給)が9月17日から東京の丸の内TOEI2ほかで全国公開される。韓国では、観客動員数630万人を突破し、大ブームを巻き起こした話題作だ。
オープニングから観る者を圧倒するのは、迫力アクション・シーンの連続だ。元特殊部隊要員で暗殺を主な任務としていたテシクに扮し、息をのむリアルな戦闘シーンを披露するのは、かつて見たことのない新しいウォンビンだ。
無垢で繊細な青年を演じて高く評価された「母なる証明」(09年)から一転、心を通わせる少女ソミを犯罪組織から救うために命を張るテシクを、鍛え抜かれた肉体を駆使して、ほぼスタントなしで演じ切った。
テシク役に決まってからは役作りに専念し、元特殊部隊要員にふさわしいリアルなアクション・シーンを演じることで、今までの自身のイメージを完全に一変させた。
今回がアクション映画への初挑戦となるウォンビンは、撮影が開始される何カ月も前から、アクションのトレーニングに専念し、体作りに取り組んだ。また、特殊部隊要員のスキルを見せるために、銃とナイフの使い方を習得、苛酷な武術トレーニングも行った。
また、カンヌ国際映画祭で上映された韓仏合作映画「冬の小鳥」(09年)で、世界の目を釘づけにした天才子役のキム・セロンがソミに扮し、愛を求める孤独な少女を健気に演じて、涙を誘う。
少女救出のサスペンスに、韓国の裏社会の深い闇が絡まる緊迫シーンは、テシクとソミの絆を描く感動ラストへと向かう。ソミを守ろうとすることで、テシク自身の壊れかけた魂もまた、再生していく。
詳細は「アジョシ」オフィシャルサイト http://www.ajussi2011.jp/
(2011.8.31 民団新聞)